大学1年の授業(9) 「英語I Anglais I」で習ったこと

語学の教科は通年(前期・後期)あって、他の授業とスケジュールが違います。
9月の新年度最初の方で授業免除テストがあります。 1年生は希望者対象、2年生は前年の成績が一定条件ありテストを申し込んだ学生を対象に試験をします。
受かれば、その点数が年度末の点数となり、授業を取る必要がありません。
1年生の時は受けてもしょうがないと思ってしまい受験せず、授業が思ったよりも大変で後悔しました。ダメもとで受ければよかった。2年生は受験資格があって受けたんですが、残念ながら落ちました。
英語圏にいたことのある人、オランダ語圏出身で英語が流暢な人などが受かるんだろうな(1教科減っていいなぁ)と思いながら、今年度も英語をブラッシュアップんだとポシティブな考えを持ってこの一年授業を受ける覚悟です。

ここからは、1年生の時の授業を紹介します。
英語もグループ別で前期は20人くらい、後期は12人でした。英語は大学内の英語の先生チームで作成した共通の教材を使います。
会話のクラスは毎週1時間の必修ですが、文法の授業も毎週1時間で前期が希望者、後期は前期試験で一定の点数以下の人の必須科目です。
 

前期

それほど難しくはありませんでしたが、日本で受けた英語教育はアメリカ英語だったとつくづく感じました。
  • 自己紹介と丁寧なイギリス英語のあいさつ
ミスターMrの後にピリオドをつけるのがアメリカ英語、つけないのがイギリス英語と初めて知りました。
 
  • 発音
発音記号はど忘れしたのもありましたが、復習になりました。
 
  • 数字の書き方
ここでもイギリス式の言い方が中心でしたが、アメリカ式に言ってもまあOKですと受け入れてもらえました。3桁の数字の時はthree hundred and seventy-fourのように百の単位を言った後に「and」を入れてくださいとしつこく言われました。他に、%、大きい数字、小数点、計算、年月日などです。nought point (小数点の0. (レーテン))、サッカーのnil(0点)など知らないことも結構ありました。
 
  • 時間の読み方
  • 電話のかけ方
  • メールの書き方
 

後期

前期試験で程よく点が取れたため(日本人は筆記試験に強いためかも)、中級クラス(B2レベル)に移動しました。これがきつかった。
後期の教材はレベルに関係なく同じもので、グループでの宿題もありました。中級クラスはみる動画が違ったりすることでレベルが高くなったようです。

後期は授業の中身あまりにも多くて、数分前に教室に入るともう作業の指示があって、終わる時間に終わらなかったです。後半はできるだけギリギリに教室に入るように心がけていました。
 
  • 接続詞の説明
  • プレスファイルの課題
後期の間に2月から4月の間に発行された英語の高級紙や雑誌の記事3つ(うち最低2つは紙の記事)を選んでファイルを作ります。大きさはA4に収まる程度で、記事の引用を明記します。記事の単語リストを15個以上、単語(単に一語を書くのではなく、意味のまとまりにし、動詞はto +原型、活用を示す)・発音・仏語訳を挙げます。ダイアグラムという内容を簡潔に図式化したものを作ります。これに大学ロゴ、氏名、学科名等をつけた表紙をつけ、バインダーに挟めて提出です。
まず途中で記事1つを提出します。その記事で後期の中間ミニテストをします。最後に2つ追加して提出です。
記事が短すぎると単語リスト15個を列挙できないので、自ずとほどほどの長さ、難しさの記事を探すことになります。
紙の英字新聞なり雑誌を探すことから始めますが、大学図書館では英語の新聞を購読しておらず、区民図書館にもなく買いました。
授業でダイアグラムの例として取り上げられた記事は、Jim Imoco氏の「Dying to work」でした。どこかのブログにその記事があったのでリンクします
 
  • 記事要約
Breaking News Englishというウェブサイトにある日本のプレミアムフライデーに関する記事の要約を教材として用いました。宿題で出されましたが、要約するのは苦手で、パパッとやりなさいと言われた宿題に数時間かかってました。
 
  • イギリスの新聞事情
イギリスの新聞社について高級紙、タブロイドなどの対象読者別、右派・左派、発行部数などの説明がありました。
 
  • ニュースパネル
4人グループになって、テレビ番組の設定を想像して台本を見ないで10分演技(英語で話)します。事前に演技中に使うボキャブラリーリストを先生に提出し、先生は授業中に学生に配布しました。
学科がバラバラで、クラスメート間で付き合いがないので見知らぬ人とグループになり、私も近くの女学生に肩を叩かれメンバーになりました。
私たちのグループは役割やシナリオをメッセンジャーで出し合い、本番で初めて声に出しました。覚えるのが大変で、本当はダメだけどカンペ使いました。
 

試験

後期の英語の授業は中級クラスは計9回(一般は10回)ありました。その中頃に一回30分の筆記試験、10回目が口頭試験、11回目が筆記試験でした。
試験では、中級の場合下のの中から問題を出すと言われて、聞いてテキストを打ち出しました。