統計的社会調査:追い込みミーティング

このブログは、11月11日のことを書いています。
統計的社会調査のグループレポートに遅れがあるため、11月10日(金)に続き翌11日(土)もミーティングをしようということになりました。

普段は土曜も大学が開いていることを初めて知りました。じゃ、大学で。。。と決めたのですが、11日は終戦記念日というベルギーの祝祭日のため大学はじめ多くの店舗が閉まるということがわかりました。

じゃ、どこでやる?と、カフェを探すも、よかったカフェが潰れてしまっていたり、11日に本当に開店しているかわからなかったりと、場所の問題がでてました。

誰かの家?ってなったので、遠いかもしれないけどそれでよければうちでいいよってメッセンジャーで返事すると、じゃあということで我が家が会場になりました。

正午に集合し、食卓でミーティングです。

今回は調査票の質問20問を決定するという目的です。私たちが選んだテーマはpolitisation(政治的立場に立つこと、政治化)です。設問設定はかなり考えます。

・グループレポートの求める条件に合わせる
 質問数は最低20問。数字で答える質問(例:年齢、身長、サイズ)を3つ、段階で答える質問5つ(例:よくある、まあある、あまりない、全くない)、択一質問5つ(以下の中で最も当てはまる回答を記入するタイプ)を全て含めるといった条件です。データベースをエクセルとSPSSという社会調査用処理ソフトで作ってレポートに添付するので、

・回答者が困らない設問であること
  今回の課題は、自由記述の調査よりも簡単にチェックする形の調査が主目的なので、どんな表現なら回答者全員が適切な回答を得られるのかを考える必要があります。
 それから、「わからない」「その他」という統計上分析しにくい回答を入れるか入れないかということも考えます。

・選挙のことを知らなければならない
 政治家の意思表示の一つとして、選挙の投票を取り上げました。しかし、一緒に課題に取り組む学生はまだ選挙を経験したことがありません。私もベルギーの選挙は習っただけの情報しかありません。
 ベルギーは、ベルギー在住の外国籍の成人で条件をクリアすると、地方自治体(市町村)選挙で投票できます。また、ブリュッセルは多くの外国人が住んでいて、日本の在外選挙のように母国の選挙に参加できる人もいます。アンケートの対象をベルギー人だけにすべきか、国籍を問わず有権者とすべきかなど、対象設定も結構話し合いました。


結局5時間近く打ち合わせをしてやっとまとめ上げました。

メンバーの話全てをわかって議論できるわけではないけど、意見は言いたい時には言ってるのでまあいいかと自分に言い聞かせながらやってました。
今回の課題は、ステップを踏んでアンケートとデータベースを作るというのが主眼なため、アンケート結果がうまく出てこなかった場合でもレポート上でその理由を論理付けて述べることで良いという、一種のセーフネットがあることから、当たって砕けろという感覚でアンケートを作れます。

独自のアンケート結果、どうなることやら。わかったらまたブログで紹介します。