11月11日(土)の夜、ブリュッセル市内では暴動が発生したんだそうです。
日本語でも記事がありました。
「W杯出場決定に沸いたモロッコサポーター、ブリュッセルで暴徒化…警官22人負傷」
土曜日は、グループレポートのため家でミーティングをし、その後は静かに過ごしていました。
翌日、フィールドワークで一緒のチュニジア系のメンバーが、「昨夜フィールドワークしなくてよかったね」ってメッセンジャーを送ってました。それをみて初めてブリュッセル市内の暴動を知りました。
報道によると、暴動は10月にフィールドワークをした証券取引所あたりから南駅に向かう路上であった模様です。普段の証券取引所の様子は先月のブログ「フィールドワーク始めました。」をご覧ください。
今月もグループレポート課題で更に15時間証券取引所で観察するんです。10日に観察スケジュールと当番を決め、私は16日と17日に行います。
その時に現場を見に行って、どんな状況になっているのか、フィールドワークの様子とともにご紹介できたらと思ってます。
この騒擾に関するベルギーの報道状況をいくつかご紹介します。
RTL INFO(ベルギーフランス語圏の民放テレビ局)「モロッコ対コートジボワール戦のお祝いムードがブリュッセル市内で暴動へ:被害甚大、警官22名負傷(ビデオ)(La fête a dégénéré après le match entre le Maroc et la Côte d'Ivoire au centre de Bruxelles: les dégâts sont impressionnants, 22 policiers blessés (vidéo))」
(記事概要)W杯の切符をモロッコが手にした後、騒擾・乱闘が発生。治安当局に2〜300人が対抗した。証券取引所前広場とLemonnier交差点で警察は放水で応戦した。警官22名負傷、車2台炎上、店舗での略奪行為が横行。日をまたいで少しして静寂が訪れた。
「証券取引所に向かう人々の中に、路上の設備に危害を加えたり、車に損傷を与えたりボンネットに乗るグループがいた。」とブリュッセル首都圏警察担当者は述べた。
治安当局による介入が必要であったが、その度合い逸脱していたという複数の証言者もある。証言者は「善良な雰囲気だった。問題なかったのに警察が放水し始めた。最初から警察が威圧的だった。扇動は受け入れられない。」、「自分は消防で働いている。現場にいた時、警察の箍(たが)が外れた。雰囲気は良かったのに、警察が若者に襲いかかり、そして状況が悪化した。」と述べた。
車への放火、店舗や車への破壊行為がLemonier通りでみられた。警察はまだ職務質問を開始していないが、防犯カメラの映像を入手している。
Sudinfo.be 11月13日付記事「ブリュッセルでの騒擾:若者が町の看板などを荒らす新映像(Émeutes à Bruxelles: de nouvelles vidéos diffusées montrent la violence avec laquelle des jeunes saccagent plusieurs enseignes)」
荒れた様子のビデオが複数掲載されています。
11月13日夜のフランス語のニュース
暴動に参加したものを特定するために警察が市民に関連動画の提出を要請したところ、300件を超える情報が寄せられたということを報じていました。被害にあった店主や車の所有者へのインタビュー、保険についてかけている店舗はいいがそうでない者は甚大な被害を被る、来年のW杯でも類似の暴動が起きてしまうのではないかという懸念がインタビューを交えて報道されていました。
連日ベルギーの治安についてブログにアップすることになりましたね。
奇しくも11月14日の夜は、ブリュージュでベルギー対日本のサッカー新全試合が行われます。旦那も知り合いとテレビ観戦をするため、ベルギー国旗を準備してました。過去4戦で日本の2勝2分けということで、ベルギーにとって日本は勝ちにくい相手なのかな?サッカー音痴な私は、子供と一緒に過ごします。