大学構内での献血デーに行ってきました。

ベルギーでは年間最高4回、最低2か月の間隔という条件のもと献血ができます。
前回から2カ月を過ぎましたので献血欲が出てきました。
加え大学内での11月15日に献血があると大学学生向けのFacebookで宣伝していたので受けてきました。

ご参考までに、過去の献血については、
・ベルギーで献血できた! ついでにベルギー赤十字社事情も調べてみた
・ベルギーでの献血、行ってみたけどできなかった
で紹介しています。

大学内での献血の様子


10時からのスタートで私は7番目くらいかな。。私の前の人はみんな女性でした。
いつもと変わらない問診票の回答をし、3~4名の医師がいて、問診を待つ列に並びました。
私の直前の学生は、背が小さいこともあって体重が基準を満たさなかったみたいで、体重計で確認するため移動してました。「今朝たくさん食べてきたんだけどなぁ」、「とはいっても法的に献血できないんだよね」という会話が聞こえました。

列に並ぶ学生に対して、「朝ごはんは食べた?献血前に食べていることが大事だからお菓子を食べてね」と巡回してミニワッフルを配っていました。学校でお菓子を食べろと奨励する光景ってちょっと不思議ですね。

私の問診の番になって、医師はデータベースから私の過去データを見つけ、そこでは11月21日が次回献血可能日という内容でした。医師は「そのデータは時に正しく表示しないんだよね」と言って、私の献血手帳に書いてある日付から計算して献血可能ということになりました。

献血ベッドは6床。10人ほどのスタッフが関わってました。採血開始と終了時とは違うスタッフが関わっていましたし、飲み物を運んでくれる人もいました。簡易ベッドは、足元が20cm位手動で高くなる機能が付いていました。

今回は暖房が利いていた部屋にいたためか、手足の冷えもなく3分台と前回よりも早く採血が終わりました。

ベルギー赤十字からのプレゼント


今回の献血協力プレゼントは2018年カレンダーでした。表紙には毎月の写真があって、各月ちょっとした献血宣伝メッセージが書いてあります。最後には常設献血センターの住所が書いてありました。ただし、ブリュッセル首都圏とワロン地域しか載っておらず、フランドル地域の献血は知らないよっていうスタンスなのがベルギーらしいですね。





献血カレンダー表紙



8月のメッセージ
「蚊よりも、病気の人に血をあげよう」
そして、献血後1週間ほどして郵便でドナーカードというものが届きました。私の献血用ID番号と生年月日、ABOとRhの血液型が書いてあります。以前にもらった紙のカードは、献血をするたびに使われるバーコードのシールを貼りますが血液型などの情報記載欄はなく、今回のカードは記入やシールを貼るの場所はないので、併用するようです。


日本とベルギーの献血手順比較


日本赤十字社の「献血の手順」と今まで経験したベルギーでの手順を比較すると、次の違いが見えてきました。
  • 日本では献血前の検査と献血で2回針を刺すようですが、ベルギーは1回のみ。
  • ベルギーが1回針を刺すだけで済むのは、献血袋と注射針の間のチューブに5cmくらいの袋があって、そこにたまった血液を試験管に移し替えるため。
  • (最近の日本の献血で行っているのかわからないのですが、)ベルギーでは、チューブ部分を熱処理してカットして、そこに入っている血液も献血者バーコードを付けて試験管とは別に回収しています。
  • 日本では献血成分について希望者に通知するサービスをしていますが、ベルギーではドナーカード以外の血液成分情報はなさそうです。