子供の学校の新年度:習い事登録の季節

9月の新年度は、習い事がスタートする時期でもあります。ここでの習い事のイメージは、学校の時期の放課後に活動するもので、学校の休暇期間中は習い事も休みます。学童代わりに子供を預かってもらえる機能も兼ねている印象がありました。日本よりも安いです。

去年と今年、どんなふうに習い事を決めたのかをご紹介しましょう。

去年の子供の習い事探し


子供は前の学校の放課後にリコーダーを習い、ビバルディの春や、ダースベーダーのテーマなどを吹きとても気に入っていました。
住んでいる地区に「アカデミー」という音楽教室があり、歩いて20分ほど行った小学校でリコーダーのレッスンがあるという情報をネットで入手しました。
それも、料金は年額25ユーロ、これは授業料じゃなくて運営団体への寄付金で、破格の値段です。

しかし、

登録したものの、結局行くことを辞退しました。理由は2つです。
  • 体験レッスンをしたら、マンツーマンでのレッスンは楽しさが少ないようでした。グループで演奏するから楽しかったし、リコーダーはグループでのほうが発表会で楽しいです。さらに、リコーダーレッスン1時間を受けるために、ソルフェージュ(音符を読む学科のようなもの)を週に2回、別の小学校で受ける義務がありました。
  • 12歳未満の子供を一人で放課後習い事に一人で行かせるということは、相当な近所でもなければご法度な環境で、子供を連れていく役割がすべて私にかかりました。私が大学に登録を済ませていて授業スケジュールがまだ分からない時期に、リコーダーとソルフェージュのための送迎ができない可能性がありました。

私が子供の頃は、学校まで2.5km、半分は田んぼ道の田舎にいました。学校近くのお寺に立ち寄って習い事して、その後徒歩で帰宅してたので、うちの子もできるはずなのに。。。とちょっと残念でした。

それで結局、区の学童協会のような団体が区内の小学校や施設を借りて行う習い事の中から、子供が通う学校で放課後に行われるロッククライミングに登録しました。これなら送迎に悩まされることもありません。

不思議だったのは、子供の学校はフランス語系なのですが、オランダ語版の「アカデミー」のような音楽教室が放課後開講されていました。子供のクラスメートはオランダ語でソルフェージュを習っています。

今年の子供の習い事探し

今年はクラスメートの友人と同じ習い事をとることにしました。ズンバと美術を同日連チャンにしました。
親同士も知り合いになってきて、そのクラスメートのお母さんは高等教育機関で講師をしていることもあり、私の大学生の事情もわかってもらえています。ズンバ初日に登録手続きがありましたが、私は英語の試験があって申し込みに同席できなかったので、クラスメートのお母さんにお金と申込書を託してズンバを登録できました。とても助かりました。
気になる料金ですが、ズンバは1年間で90ユーロで、外ばきの靴で良さそうです。美術は「アカデミー」と同じコンセプトで授業料無料、寄付金25ユーロです。色鉛筆・スケッチブックは家庭で準備しますが、年度のような教材は先方で準備してくれます。

スイミングスクール?

ベルギーには、というか少なくてもうちの近所には日本のようにスイミングスクールがインフラを持って常時生徒を抱えているような施設は見かけません。
区のプールの掲示板には、平日日中だと区内の小中学校の名前で埋まっています。うちの子の学校は、隔週でプールが授業2時間分あり、バスに乗って区立プールに行って泳いできます。これは義務であり、プール利用料1回1ユーロは毎月請求されます。日中一般客は学生の授業に挟まれ、プール中央の2コースほどの間で泳ぐので混雑する時があります。
営業業時間以降の夜は区のスイミングクラブですべて抑えられていて、本格的な習い事・練習の時間になるんだろうと思います。
毎週計8回程度のスイミングの習い事は、学童の一環としても開講しているようです。