帰りのSTIBバスでのこと。前乗りでパスをかざす機械があり、中央と後ろに出口がある車両で、後ろ側の出口に近くに進行方向とは逆向き座っていました。私の視野は後ろのドアと最後尾の3席です。
STIBハイブリッドバス車内 |
ある停留所で降車ドアが開いてちょっとしたら、前方から来た男性に声をかけられました。無賃乗車取締りの担当者です。日が短くなって外は暗かったし、読書に集中していて全く気付きませんでした。
確認が済んだので検査員が降車しバスは次の停留所に進み始めました。私の降車停留所は2つ先とわかったので、本をバッグにしまいました。
バスが進んでしばらくすると、さっきの青年が脇の歩道をものすごい速さで走っていました。
彼は、次の停留所で同じバスに乗ると、また同じ最後部の場所に腰掛けました。
無賃乗車のために駆け抜け成功した、と私は見えました。
調べてみたところ彼の走った距離は約300メートル。
今度は私が降車する番になりました。
ドアが開いて私が降りると、その青年も一緒に降りました。
この一区間の距離も約300メートル。
彼はその後小道に入り消えました。帰宅したのか、小道の先にあるスポーツ施設に向かったのかは定かではありません。
スポーツしに行ったなら、そこまでの交通費払おうよ。12~24歳は年間50ユーロで1年STIB地下鉄・トラム・バスが、90ユーロでブリュッセル地域内の国鉄とSTIBが乗り放題です。
突然走りたくなったなら、次の停留所で同じバスに乗るという目標は立てないほうがいいと思うよ。
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