ひとり当たりの入場料は、
・使用済み乾電池10個
・使用済み電球2個
・使用済み家電1つ
のいずれかで、リサイクル団体であるRecupel et Bebatが回収します。
入場するときには、ポストイット、ぺんてる社のボールペン、そしてドリンクチケットをうけとります。
作品の周囲にポストイットが |
アート作品をほしい人は、ポストイットに作者の名前、(お金ではない)作品の交換条件、氏名・電話・メールアドレスを記載して、作品近くに貼っていきます。
作品を見るだけでなく、ポストイットのコメントを見るのも楽しいです。
展覧会をしませんかという勧誘のポストイットも |
白いミシュランのマスコットキャラクターに似た絵の周囲には「冬タイヤ4本」とか、「フィットネスクラブ会員料」といったギャグに近いコメントもありました。
この人面オブジェは、触っていい作品でした。表面がパンスト素材のナイロン、内側が綿で、顔の表情はまち針で精巧に作られていました。
歯もナイロンで一本ずつ表現されていて、綿とナイロンの間に色つきの繊維を入れ血管のような表現もしてあって、お裁縫好きな私が気に入った作品です。
途中には、スポンサー企業によるワークショップがちりばめられていました。
Levisというペンキ会社は、廊下に同社の試し塗り用ペンキTesteur de Couleurやカラフルな養生テープを使って自由に絵をかけるコーナーがありました。
私も養生テープを使って、JR松戸駅を表現してみました。線路が気に入っています。
日本の筆ペン会社ぺんてる社が幅を利かせていました。ベルギービールのDuvelのグラスにぺんてるのペンで自由にイラストを描くコーナー、ぺんてる社の製品お試しコーナー、そしてもちろんショップスタンドもありました。日本で150円のペンが3ユーロ(日本の文具は、こちらではこのくらいの値段がします)。イラスト好きなうちの子は最近黒いペンが切れたと1本買っていました。
そしてフリードリンク券は、Taoというお茶のペットボトルやDuvelの生ビールなどがありました。
IKEAも展示に参加していました。
この展覧会は今年で15回目を迎えたとのことですが、スポンサー企業と新鋭芸術家の作品と訪問者がそれぞれインタラクティブに交流できる面白い企画だと思いました。
それに、子供から大人まで楽しめたし、使用済みリサイクル品が入場料(それもドリンク付き)、作品の中にがらくたから作られている人形などもあって、壊れたもの・リサイクルするものについて考える機会にもなりました。
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