ベルギーのテレビニュース;米にヒ素が含有されているから、妊婦・赤ちゃんに米は良くない?

12月17日の夜のテレビニュースは、ベルギーフランス語圏の2チャンネルとも妊婦や乳幼児が米を過剰摂取しないようにと警告する内容でした。


ベルギーのニュース

どちらも同じような内容です。それぞれのニュースへのリンクを貼っておきます。

概要です。

 (保健省直轄の)健康に関する委員会は、自然界に存在しているヒ素が米に少量含まれており、多量摂取することで子供は大人になった時にがんやその他の病気を引き起こす可能性があると勧告しました。
 評議会は、大人は週に1/2カップ、子供は1/3カップの消費を勧めています。

妊婦・出産後すぐの女性に対する推奨
  • 米、米を原料とした食品、海藻などヒ素含有量の特に多い食品を制限する。
  • 最初の数カ月はヒ素の摂取を可能な限り避けるため母乳を優先する。

授乳中や3歳までの子供に対する推奨 
  • バランスがとれ、多様な食品を摂取するよう注意し、でんぷん質を米を原料とした素材に転換しないこと。
  • 十分な水を使って米を茹で(米の6倍の量の水)、米を食べる前に茹で水を捨てる。
  • 米のビスケットをおやつにすることを避ける
  • 母乳、ミルク、牛乳を米を原料とした飲み物に替えない

ベルギー保健省の勧告は、フランス語・オランダ語・英語で発表されています。
Avis 9252 - Arsenic / Advies 9252 - Arseen / Advisory report 9252 - Arsenic





米を主食としている日本の情報は?

 

農林水産省 食品中のヒ素に関する情報


その中にある食品中のヒ素に関するQ&Aでは、「通常の食生活を通じてヒ素が体内に入ることで、健康に悪影響が生じたことを明確に示す国内のデータは現在のところありません。お米を食べることも含めて、バランスのよい食生活を送っていただければ問題ありません。」と記載されています。 
 農林水産省としては、主食としての米の生産保護もさることながら、そもそも米を多く摂取する国として、米は危険だとも言えないという立場があるかも知れません。

NHKクローズアップ現代+ 本当にキケン?あふれる食品情報 (2015年11月30日) 

 この番組の内容を読んで、結構的を得ていると感じました。
ベルギーのニュースで、この食品(道具)は危険だ、有害だというネタが結構あります。
日本も、インターネットの世界も・・・、今のご時世世界中でこれは危険だという情報だらけです。





思うところ


ベルギーのテレビニュースを見て、米を食べる人たち=がんになりやすいというような言われ方をして、家族の中でこのニュース大丈夫?って話になりました。

子供のころから米を(そしてわかめなどの海藻も)食べて生きてきたのに。。。。
 

米を主食として生活する人が世界にこんなにいるのに、米(こめ。アメリカではない)はそんなに危険なんでしょうか?

うちの中では別に米を食べていいじゃんという雰囲気に。


でも、日本の情報も含めてより多角的に考えてみると、現代は情報がすぐ獲得できる社会となり、すぐに危険だ、そうじゃない、科学的研究によれば・・・という論に加え、フェイクニュースなども混在しています。


情報を多角的に見てその中でどの方向を自分は進んでいくのかを見極めるという作業をするのが日々の生活ですね。

このテレビニュースのアドバイス通り、ご飯は週に1回ねとする方が精神的に毒なので、私はご飯は食べたい時に炊きたいと思います。



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