週末早起きしてアバトワールのマルシェに行ってきました。
最初に英語のウェブサイトを紹介しておきます。http://www.abattoir.be/en です。鉄道の南駅から徒歩10分、2番か6番の地下鉄で隣のClemenceauか、その次のDe la Croix駅下車すぐです。
「アバトワール」と書いたらフランス語っぽくておしゃれそうなイメージを持たれるかもしれませんが、100年以上続く食肉加工施設、仏和辞書には畜殺場と書いてあります。今も屠殺場がありますし、ニュースできのこ栽培もしていると見たことがあります(どこにあるかは今回わかりませんでした)。
トイレを探して入った建物に、1906年頃のアバトワールの絵がありました。
よく見ると、当時の活況がわかります。
前景の左側、大きな建物のの脇の細い列が貨車のターミナル、列車で到着した牛が降りてきています。屋根の下は牛がいっぱい!
手前の門の上には牛の像ります。大きなトラックがないであろう時代に正門から入ってきた牛は、どうやってたどり着いたのでしょうか。?
正門の牛の像や大きな建物は、今もあります。
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食肉処理場発起人・創設者が通りの名前に |
大きな屋根の下のマルシェでは、おもに家電、ペット、衣類、布などが売られていました。
小動物のペット屋 手前の箱は金魚です。 |
建物裏側は、生きたニワトリ&卵屋さん、蚤の市的な場所、それから新品・中古の工具や電気部品などがありました。男の人が好きそうなエリアです。錆びた電動ドリルのドリル刃とか、使用済み暖房器具の調節ダイヤル、パイプの部品、同じ工具だけれどもすべて中古で名前が手彫りしていたりと、どうやって同じような部品を集めてきたのかを想像すると不思議でした。
もちろん食べ物のマルシェもあります。間抜けなもので、食肉加工場だから肉屋さんの量のすごさを撮影し忘れました。鶏のモモ肉が何百あるんだ!というほどで、肉も大きな塊で売ってます。いくつもの肉屋さんがあります。
今までに見たことのないはっきりした緑色のオリーブを買ってみましたが、翌日パックを見ると、なんだか着色料のような液が出ていて、自然の色なのかどうか疑問になりました。味は普通のオリーブ色のオリーブと変わりなくおいしいです。
ルーマニアパン屋さんです。ブリュッセル地域のルーマニア人は2016年に3万5000人を超えていて、ルーマニアがEUに加盟していから急激に増加しているのです。
アジア食材は見た限り室内型の場所に東南アジア系のお店を一つ見つけました。にんにくの芽に「新鮮やさい」という日本でおなじみのテープが付いてました。
食肉店が幅を利かせていますが、魚屋の一角もあります。
室内、屋根の下に多くの八百屋があります。プラムの箱が12個くらい並んでいるようです。幅50cmとしても、奥行き5mくらいになりそうな陳列の仕方で、アクセントに隣の売り場からパイナップルを飾っています。
他にも、生乳販売マシン(1リットル1ユーロ)なんてのもありました。
今回マルシェでうれしかったのは、日本のような細いキュウリがありました。今までベルギーで売っているキュウリは、日本のより太くて種が大きくなっているものしか流通していません。マルシェで買った細いキュウリは、味噌をつけていただきました。
こんなに紹介しても、実は一周できていないんです。すべてのお店を見て回るのは迷路の様で結構大変です。
子供は友達の家に泊まりに行ってマルシェはいけなかったから、また今度近いうちに行きたいと思います。
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