冬のオリンピック。。。ベルギーのテレビ局ではローテンション。

ただ今平昌オリンピック真っ最中です。日本では男子スケートの金銀メダルの話題がすごそうだとインターネット経由でも情報が伝わってきています。

ベルギー仏語圏での冬のオリンピックの報じられ方はちょっとさびしいものがあります。

Team Belgium の選手一覧を見ると22人の選手が参加しているようです。夜のニュースで何かしら報じられないかと気にしながら見ていても、ベルギー人の結果すら報じられません。オリンピックよりもサッカー、テニス、自転車競技です。

アナウンサーも平昌オリンピックと言わずに韓国でのオリンピックという表現です。
多分、高額なオリンピックの放映権を買っていないのでしょう。ベルギーのテレビ局RTBFでオリンピックの映像には私はまだ見ていません。競技の模様はテレビ局として無視というような雰囲気です。
とはいえ、冬季オリンピックが韓国で行われていることは意識していて、いくつかの特集がニュースに盛り込まれていました。
例えば、K-POPや、長時間にわたる労働時間の問題などの韓国社会事情について、オリンピック前に韓国で取材した素材がオリンピック開始の頃に流れていました。

 最近は、スピードスケートでたくさんのメダルを獲得している隣国オランダのスケート事情の取材がありました。オランダは数世紀前から運河を使ってスケートをする人がいたということで、お家芸を大事にするという感覚でスケートが盛んだし、スケート靴を持っている世帯は多いといったことを紹介していました。
 かつてオランダの人から、運河が12cm凍ったらスケートできるが最近はそのような気候が少なくなったと言っていたのを思い出します。

こんな中、ベルギーではオリンピック中継が見られないかと言うとそういうわけではありません。幸いなことにベルギーでも日本が金銀メダルを獲得した男子フィギュアスケートを見ることができました。

私の家も含め、ほとんどの家庭がケーブルテレビに加入しているので、隣国のテレビ番組を見られます。フランスの4チャンネルで土曜のゴールデンタイムに放映していました。旦那は同じ日の夕方にオランダのテレビチャンネル経由でちらっと男子フィギュアスケートを見られたようです。ありがとうフランス、オランダ!!です。

よって、ベルギーのテレビ局が敢えて放映権を払ってまでオリンピック中継する必要はなく、オランダやフランスの中継を見れば十分なのでした。

おかげで日本のようなオリンピックフィーバーはベルギーにはなく、オリンピックテーマソングも、メイン司会者なども考えずに、ベルギーのテレビ局はほぼ普段通りの番組を作ればいいのです。

ベルギーという国全体で関心の高いスポーツはサッカーと自転車でしょうかね。テニスもオランダ語圏出身ではKim Clijsters、フランス語圏出身ではJustine Heninといった選手がいましたし、現役のDavid Goffinも世界トップクラスですので、オランダ語圏・フランス語圏問わず関心があるような気がします。

冬のオリンピックは世界中が関心高く見ているわけじゃないのに気付かされます。

ところで明日はSTIB(ブリュッセルのトラム・メトロ・バス)のストライキ。理由は「有害な社会的環境(un climat social néfaste )」という抽象的なものです。本数削減などの詳細は当日朝に発表するとのことです。健康のために1時間以上かけて徒歩通勤したほうがいいのかと考えているところです。

0 件のコメント :

コメントを投稿